福島県いわき市中之作。太平洋に面したこの小さな港町の一軒の空き家が、新たにシェアハウスとして生まれ変わります。

いや、「生まれ変わります」なんて言ってしまったけど、実はこの物件、これから住みながらちょっとずつ手を入れて、徐々にアップデートしていくところなんです。だから、どんな形になるかはまだ未定。住む人もまだ管理人ひとりしか決まっていません。

これからワークショップやイベントを通して、みなさんと一緒にこの小さな港町での新たな「暮らし」を作って行きたいと思います。

ですから、「こんな街を作りたい!」とか「こんなシェアハウスが欲しい!」という方、ぜひ一緒にこのシェアハウスを作って行きましょう。

コウノヤのコンセプトは「公」「港」「乞」の3つの「コウ」。

公園のように地域に開かれた家。

港のようにいつでも誰でも帰って来られる家。

そして、困ったときには誰かに助けを求めたり教えを乞うことができる家。

ここは僕の家であり、あなたの家でもあり、地域の家でもある。

そんな地域に開かれたシェアハウスを、これからみなさんと一緒に作っていければと思います。

コウノヤのなかみ

コウノヤは今から50年ほど前に建てられた、ごく一般的な一戸建ての民家です。

4つの個室と、大きめのキッチン、ちょっと変わった間取りの洗面所とタイル張りのお風呂、それに水洗のトイレも完備しています。

そして、住人の共有スペースであり、空き家情報ステーションとして地域との接点ともなる「茶の間」と、

住人がそれぞれのクリエイティビティを持ち寄る場としての「部室」があります。


「茶の間」

「部室」

今はまだ以前住んでいた方が出ていったままの状態。この家をこれからシェアハウスとして形作っていきます。

これまでに清航館、月見亭と二軒の空き物件を再生してきた中之作プロジェクトのノウハウと資産を生かしながら、
みなさんと一緒に、文字通り家をつくり、街をつくり、新たな暮らしをつくっていきます。

コウノヤの住人は随時募集中。

最初は直しながら住むという形になるので、いろいろ不便があるかと思います。

でも、「自分の居場所を自分で作る」という体験はきっとかけがえのないものになるでしょう。

コウノヤにどんな人が集まり、どんな暮らしをつくっていけるのか、楽しみにしてお待ちしています。

入居のお問い合わせはコウノヤの各種SNSからどうぞ。

コウノヤはNPO法人中之作プロジェクトの事業として運営されています。